こんにちは、青龍です。
今日は、アメリカ独立を成し遂げた、気鋭の活動家、ベンジャミンフランクリンの掲げた13の徳目を日本の日常生活に落とし込めるよう、抽象概念を具体化していきます。
言語化し、明確化することで、必ず守れるように自分を戒める効果が大いに期待できます。
偉大な功績の裏には、確固たる自分を律するための規則、法則があると考えます。
したがって、下記にさっそく記していきます。
1.節制(Temperance)日々の生活で過度な飲食を避け、適度な量を心がけること。
・食べすぎないで、腹八分目ぐらいに留めておく。
・夜の外食、会食はしない。
・栄養不足を防ぐため、7〜8分目までは食べる。
・新鮮な良い食材で食事をする。
・適度に水分補給する。
2.沈黙(Silence) 他人や自分のためにならない話を避け、有益な会話のみを行うこと。
・無益なことは言わない。
・相手のことを考え、簡潔に言いたいことを述べる。
・無益な会合にはそもそも参加しない。
・SNSをやらない。
・利他的な発言を常にする。
3.規律(Order) 持ち物や時間を整理整頓し、すべきことに優先順位をつけること。
・物理空間の身の回りのものを極力減らす。
・PC内のデータも、必要なものだけにする。
・スマホのアプリも必要のないものは削除する。
・やるべきことをやる時間をつくる。
・ルーティンを守る。
4.決断(Resolution) 決めたことは必ず実行に移し、やるべきことは確実にやり遂げること。
・決断したことに後悔しない。
・食えなんだら食うな。(できる範囲のことはしない)
・決めたことに責任と覚悟を持つ。
・「行動」を重視する。
・やり切る持久力を持つ。
5.倹約(Frugality) 無駄遣いを避け、自分や他人のために有益な支出のみを行うこと。
・収入以上にお金を使わない。
・有益なものにのみお金を使う。
・人のために、利他的にお金を使う。
・支出を可視化し、明確に管理する。
・自己投資に見切りをつける。
6.勤勉(Industry) 時間を大切にし、常に有意義なことに取り組むこと。
・1分、1秒の時間を重んじる。
・待ち合わせには30分前に到着する。
・タイマーを使う。
・規則正しい生活ルーティンを守る。
・22時前には寝る。
7.誠実(Sincerity) 正直に考え、話し、行動すること。人を欺かないこと。
・嘘をつかない。
・素直な心でいる。
・嘘をついてまで言わなければいけないことは言わない。
・人を騙さない。
・自分も騙さない。
8.正義(Justice) 他人に害を与えず、義務を果たすこと。
・自らに与えられた使命を全うする。
・降り注いだ、運命に身を任せ、体当たりする。
・他人に極力迷惑をかけないよう、可能な限りに努める。
・「義務」の意義を重んじ、淡々と「履行」する。
9.中庸(Moderation) 極端を避け、感情的になりすぎないこと。
・やりすぎない。過ぎたるは、及ばざるがごとし。
・呼吸に意識を向け、冷静である。
・血糖値を極力フラットにする。
・現実に起きていないことを決めつけない。思い込みを捨てる。
・わからないことを分かるまで保留にし、できることをする。
10.清潔(Cleanliness) 身体、衣服、住まいの清潔を保つこと。
・毎日風呂に入る。
・髪、鼻毛、髭、に毎日気をつける。
・爪を適切な長さに整えておく。
・肌着は毎日洗う。
・体格は、痩せすぎず、太りすぎない。
11.平静(Tranquility) 些細なことや避けられない不幸に動揺しないこと。
・できることを尽くす。
・呼吸を常に整える。
・22時前に寝る。(十分な睡眠を確保)
・適切に食事を摂っておく。
・適度に運動をしておく。
12.純潔(Chastity) 必要以上に肉体的な快楽を求めないこと。
・欲望を飼い慣らすこと。過ぎたるは、及ばざるがごとし。
・意思力を鍛える。
・食欲、性欲、睡眠欲の適切な範囲を知る。
・稼いだお金以上に使わない。
・中長期的な視座を持ち、瑣末な欲に囚われない。
13.謙虚(Humility) イエス・キリストやソクラテスに倣うこと。
・決して驕らない。
・他人の意見をしっかり聞く。傾聴する。我以外、皆師。
・偉大な功績を尊敬し、素直に見習う。
・常に向上心を持ち、勉強を怠らない。
・自らの力不足、無知を常に自覚する。
これらが、人生の爽快感とどう関係があるかという疑問もあるかもしれません。
しかし、私はこの13の徳目は、大いに「爽快感」に関係してくると考えます。
なぜなら、己を律し、徳を極限まで高めることは、「真の利益」、つまりご利益を享受することにつながり、それこそがこの上ない爽快感につながるからです。
利他的で、自立心のある、自由で爽快感の高い個人を目指して、いまこそ徳を高めましょう!